擬革紙(ギカクシ)について | 紙の小物 ジャンネダモンデ
擬革紙とは革に擬(なぞら)えた紙のことです。この技術はおよそ350年前に生まれました。江戸時代に伊勢参りの土産物として軽くて丈夫な擬革紙の煙草入れが大流行しました。そんな擬革紙ですが、製法は口伝であったことから資料はほとんど残されていません。時代の流れで昭和初期に途絶えてしまった擬革紙の技術を、「参宮ブランド擬革紙の会」さんが残された現物を分析し再興に取り組んでいます。